ご案内お知らせ短編連載「マスカレイド」書評動画
自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2007.02.19 Mon
超有名作。

ドイツ生まれの16歳、カール・ロスマンは、両親に勘当されて単身アメリカに渡らされることになる。混沌と喧騒のアメリカで、孤独な少年の人生はどこに流されていくのか。

フランツ・カフカは「不条理」を常にテーマとしてきた、実存主義文学の先駆者です。
どんなに頑張っても、どんなに足掻いても、やっぱりどうしようもないことっていうのは、確かにある。所詮人間なんて一人では何もできない無力な存在で、だけど何もできないなりにそれでも頑張るし足掻く。その姿こそ、人間の本質なのではないか。
この小説はそんな話です(なんて軽々しくまとめると独文学者の人たちに半殺しにされそうですが)。
美しく賢い少年である主人公カールは、勝手のわからぬ異国の地で、ただただ流されて生きていきます。彼の前に唐突に現れては突然別れを告げる、数々の人々。彼らはそれぞれ、彼に安息や不安や恐怖、希望や絶望までを、半ば押しつけるように与えていくのです。
――それでもカールは、頑張るし足掻く。落ち込んだり、怒りに身を任せたりしながらも、現状を受け入れよう、冷静であろうと自分に言い聞かせて、したたかに生きていく。

すっかりカールに感情移入した私は、読みながら考えました。カールはこんなにしっかりと自分の足で立っているじゃないか。私はどうだろう、同じような不条理な目に合ったとき、誰かに愚痴を言ったり、責任を逃れたり、格好悪い対処の仕方をしていないだろうか?
もう成人してしまったのだから、恥ずかしい大人にならないように。この本は自分を顧みる、良い機会を与えてくれた、と思います。

――え? マスカレイドはどうした?
いやちょっとね、どんなに頑張っても、どんなに足掻いても、やっぱりどうしようもないことっていうのは、確かにあるんですよ。愚痴も言いませんし責任逃れもしませんから、まあ一週間ぐらい余分に待ってやってくださいよ、ね?
ところでついに我が家にインターネットが導入されました。パソコンも新しく購入したので、更新速度は多少改善されると思います。――いえ! 改善させていただきます! もうめきめき更新します! だからどうか見守ってやってください……。
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しましま1号
 すばらしい結論のつけ方だね(汗)
 僕にとって当面の頑張っても、足掻いてもどうしようもないことは、春休みがないことでしょうか…。
2007.02.20 Tue 15:15 URL [ Edit ]
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