ご案内お知らせ短編連載「マスカレイド」書評動画
自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2007.03.01 Thu
行方不明の相棒を探して、私立探偵フェアフィールドはGHQによる占領下の東京へとやってきた。監獄内での密室殺人、衆人の失われた記憶……彼を待ち受ける数々の謎は、解き明かすほどに歪な真実を照らし出す。

戦争ものが続きました。
私は戦争に関する話というのが実は大の苦手です。子供のころ読まされたり聞かされたりした戦争ものっていうのが、加害者だの被害者だの正義だの何だのって独善的に論じたり、ただ馬鹿の一つ覚えみたいに命は大切です戦争はいけませんと叫ぶだけだったりする本ばかりだったからだと思います。
そこへいくと本作の主人公は中立の立場(どちらかというとアメリカ寄りですが)にいるために、おしつけがましくないので好感が持てます。柳は歴史に対して常に公平かつ批判的であろうとしていて、その姿勢は見習うべきものだと思います。

ストーリィの印象など。
安易に悲劇や大団円に逃げず、実力派の作者らしく、シビアな現実を堅実に、しかし衝撃的に書ききっていると思います。
ですが言い換えれば、うまくまとまりすぎて突き抜けたものがない、ということ。もう少し冒険したほうが、エンタテインメントとしては面白いのでは。

ミステリィとしては、メインの謎解きが華々しくなかった分、数々の伏線を回収しながらのエピローグが光ります。終わりよければ全てよし。

柳の描く探偵たちは、知性と教養を備えていて、彼らが立ち向かう謎に相応しい魅力を持っています。だけれど同時に深い闇も抱えていて、それが探偵の勝利を拒む。
本格とアンチの間で揺れ動く探偵小説。ある意味で、最も真っ当なミステリィ、なのかも知れません。

――ミステリィ、といえば。
マスカレイド……。
更新頻度を改善すると言っておいて、まさかの無断休載。
いやほんとすみません。ちっとも筆が進まんのです。
短編はネタを思いついたときの勢いで書いてしまえるんですが……。
やっぱり長編向いてないな、って思いました。でも頑張る!
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