ご案内お知らせ短編連載「マスカレイド」書評動画
自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2006.11.16 Thu
書評第二弾。

百人一首蒐集家のワンマン社長が、自室で殺害される。その手には一枚の札。容疑者たちのアリバイは証明され、警察の捜査は行き詰まり、立ち上がったのは博覧強記の名探偵(薬屋)。
メフィスト賞受賞作。

随分前から友人に薦められていたのですが、どうも京極のパクりくさくて手を出しかねていたのです、が。
はっきり言って、パクり以下でした。キャラがステレオタイプ、刑事は取調べ中にクサい台詞を吐く。肝心の百人一首と作者藤原定家にまつわる謎解きは長い(眠くなる)割に事件の解決に役立たない。

ミステリィとしてはどうか。メインはダイイングメッセージとアリバイ崩し、クローズドサークルにフーダニットと、真正面から本格です。解決も意表をつく。が、勿体ない、何でこんなトリックを軽々しく扱うかな。もっとうまい見せ方があるはず。また、自分の専門分野だからか、文体が走りがちで作者と読者に温度差を生んでいる。

全体としての評価は、アイデアはいいものばかりなのに、小説としてのまとまりがない、そんな感じ。
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