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自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2007.03.15 Thu
中庭の出来事を巡って、交錯する無数のシーン。現実と虚構の境界は何処にあるのか。役者と観客、入り乱れての三つの物語は、果たして何処に収束しようというのか……。

まとめてみたけれどあらすじになりませんでした。
だってこれ構成が超複雑なんですよ。
気を抜くと(抜かなくても)、すぐに頭がこんがらがります。

メタミステリィ、というジャンルがあります。
これまた定義は諸説あるみたいですが、とりあえずここでは「『小説である』ということを中核に置くことで初めて成立する推理小説」あるいは「作者―読者構造を強く意識して書かれた推理小説」ということにしておきましょう。(Wikipediaで「推理小説」について引くとより正確な話が書いてあったので、気になった人はそちらで。)
で、本作はそのハイエンドと言っていい作品です。
現実と虚構はオーヴァ・ラップしながら、次々に連鎖していき、物語は読者にひとつの形を提示することがない。歪さと、到達点の高さはもはや究極です。
メタミステリィとして減点を受けるところがあるとすれば、『小説』ではなく『芝居』をモチーフにしていることと、ミステリィとして深さがないことぐらいでしょう。前者は大した問題ではない、と感じます。後者は、まあ、仕方がない。このプロットを書き切れたことの方が重要です。

五大奇書候補にならないかな……、とマニアックな独り言。
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