ご案内お知らせ短編連載「マスカレイド」書評動画
自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007.05.15 Tue
満開の桜の下、二日酔いの女流作家が出逢ったのは謎の美青年と見知らぬ肩掛け鞄。全てが嫌になってしまった彼女は、自分でも思いもよらぬ行動に出る。「君ってさ、タバコ吸う?」

一人で生きるということ。
男でも女でも、それはとても難しいことだと思います。
社会的に浮くし、老後が心配だし、やっぱり子供は欲しい様な気はするし……、それに何より、やっぱり寂しい。
孤独な日常にうんざりしたら、一日ぐらい羽目を外したっていいじゃない。
――そんな話。

最近の西澤らしい、軽いミステリィタッチの小説です。
この作品の中核を成している要素を抽出してみると、人生の挫折、同性愛傾向、美しい男、それにアルコールか。
うん、どれも西澤の十八番だ。
いつも通り深いところまで書けているけれど、正直ちょっと飽きました。
西澤にはもっとスパイシィな本格を書いて欲しいのになあ。
これはこれで、悪くはないと思うんだけど。肌に合わん。

以下ネタバレ。
優弥の正体について、色々推理しながら読んだんですけど。
私の立てた推理は、「優弥は実は小夜子の妄想の産物」でした。
あれだよ、「かまいたちの夜」のドラマとか、ちょっと前の連ドラでもあったじゃん。
大外れだったわけですが。これが自然と思いついてしまうのはもはや末期。

さすがにプロだなあと思ったのは、セクシュアリティの問題をミスリードに使ったこと。地味だけど、上手。
論理的な詰めの甘さが目立ったような気もしますが。化粧品関連とか。ミステリィじゃないからいいや、ということなのか。
スポンサーサイト
管理者にだけ表示を許可する

TrackBackURL
→ http://nebakura.blog83.fc2.com/tb.php/67-d0402aeb
Template by まるぼろらいと
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。