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自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2006.11.19 Sun
書評ばかり更新されております。小説もね、金曜にできるはずだったんですが、いろいろありまして……。

小学校で飼われていたうさぎが虐殺された。発見したのはうさぎを誰よりも可愛がっていたふみちゃん。ショックで心を失ってしまったふみちゃんを見ていられない幼馴染みの「ぼく」は、犯人との対決を誓う。「ぼく」には人を呪う力があるから。

悪意にいかに報復するか。力を振るうためには何を覚悟しなくてはならないか。小学生の愛と正義は、どこに行き着くか。
そんなお話です。難しそうな話だな、と思った人、その通り、難しい話です。言葉は平易な表現が使われていますが、内容は良い意味でも悪い意味でも哲学的で、読む人を選ぶでしょう。何がエンターテインメント界期待の大型新人だ。全然エンタじゃないじゃないか。

中盤の中弛みが目立ちました。設定がややこしい上にファンタジィなので、説明的な文章が長々と入ってしまうのは仕方がないのでしょうが。ちょっと動きがなさすぎる。
しかしクライマックスはさすがに鮮やか。結構、感動しました。
「子どもたちは夜と遊ぶ」とのリンクもそれなりに楽しめました。(ちなみに「子どもたち…」は間違いなく、ここ数年のノベルス界における隠れた名作の一つです。大プッシュしておきます)

今回胸に染みたのは、「人間は身勝手で、絶対に他人のために泣いたりできない」という話。これを理解して、その上で自分の身勝手さを許し、相手の身勝手さを許し、誰かと共に生きる。小学四年生の「ぼく」は、きっとその覚悟をするだろう。私はもう大人になってしまったのに、まだ人間の身勝手さが許せない。修行が足りないなあ、と思いました。

気が付いたんですが。このブログの書評読んだ人って、筆者はメフィスト賞受賞作家の作品しか読まないんだと思うよね……。
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