ご案内お知らせ短編連載「マスカレイド」書評動画
自作小説(短編中心)と書評(というか感想文)。 ジャンルはミステリィが主体です。
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2007.06.01 Fri
嵐の古城。一人の男が衆人環視の中、悲鳴を上げながら二階から転げ落ちた。死体の額には鋭い角のようなもので突かれた痕。姿なき伝説の一角獣の仕業なのか……。怪盗フラマンドの挑戦に挑むのは、パリ警視庁の覆面探偵ガスケと、英国情報部部長H・M。

カーター・ディクスンというのはジョン・ディクスン・カーの別名義です。カーがこの名義で登場させたのは名探偵H・M(ヘンリー・メリヴェール)。
H・Mとフェル博士の間に何ら違いを見出せないのは私だけでしょうか……。肩書きは違うけれど、体格も性格も話し方もそっくりなんですが。何で使い分けたんだろう。

この作品、評価はそれほど高くないらしい。
なるほど、ストーリィはどこか単調だし、鋭い人間観察も見られなかった。トリックも複雑なくせに必要性がない。一角獣に突かれたような傷、というのはとても魅力的な謎ですが、解答があれではちょっと盛り下がります。

スラップ・スティックなスパイ活劇として見ると、楽しめるかもしれない。それにしてもケン・ブレイクは頭が良いのか悪いのか。いや、悪かったらスパイなんか出来ないだろうけど……。

シーン展開の上手さは健在。傑作ではないけれど、悪くはなかった。
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